MLMの基本的リクルート方法「セミナー」とは
小学校の同級生の子から「連れ出し」されて、サインアップをした私は、
次に呼ばれたのが「セミナー」と言う、MLM業界では定番というか
基本的なリクルートの手法の会合でした。
参加していたMLM会社は、それなりの人数が集まってくる組織でしたので、
場所もかなりのキャパの収容人数でなくてはならず、よく使っていたのが
神宮にある「日本青年館」でした。
初めてそこに呼び出されて行った会場には、すでに300人以上の人たちが
集まっていて、挨拶を交わしていました。
すでに開会されていたので、私も席に座るように促されて、紹介者と隣り合わせで
椅子に座りましたが、その際に彼女が
「足は組まないでね。手も組まないでね。寝ないでね。」と念押し。
「何でそんな事を言うんだろ?」と思っていたら、マニュアルにある注意事項でした。
人間、疑問や不快に思ったり、受け入れを拒否する時にとる行動が
「足を組む&手を組む事」なんだそうです。
確かにこれは非常に当てはまる場合が多いので、その後の自分のビジネスを
やっていく上でも役に立った知識でしたね!
それゆえ、その拒否姿勢のまま話をきかせてもスムースに耳に入っていかないと
いう事なんですね。
セミナー自体は3部構成でした。
第一部:流通の仕組みと「流通革命」について
第二部:戦略商品の紹介&説明&デモンストレーション
第三部:成功者登壇によるインタビュー
このMLM会社の戦略商品は「ポータブルジェットバス」でした。
当時はガンガンTVCMもやっていましたから、知っている方も多いんではないですかね♪
確かに戦略商品もそれなりに目新しく、興味はそそられるモノだったと思いますが、
このMLMの最大の売りは「流通革命」と言う事でした。
実はこの十数年後、本物の流通革命がインターネットの登場により起きるわけですが、
当時は口コミを使って構築した組織を管理運営することで、物の流通を取り仕切ることが出来る。
それを作る事が、今現在の戦略商品を使ってやるべき事である。
と言うのがスローガンでした。
この考え方自体は、非常に納得のいくものであり、流通業に従事していた我が身としても
興味を持たされた事を覚えています。
だからこの理想を実現するために活動するわけであって、正直なところ商品は特に
こだわらなくても問題はなし。
しかし商品にはサイクルと言う寿命がある。
具体的には「導入期 → 成長期 → 成熟期 → 衰退期」であって、成熟期&衰退期に
差し掛かってしまっている商品を取り扱ってはいけない。
住環境に目を向けた時、存在する空間は「居住空間・トイレ・風呂場」と大きく分けて
この3つに大別できる。
そしてその場所を快適にするために、劇的に変化(革命)をもたらした商品が存在する。
それが、 居住空間=エアコン・トイレ=ウォシュレット だ。
そして今まで風呂場には革命を起こすレベルの商品が存在しなかったが、
この「ジェットバス」の登場により、今まさに劇的な変化を遂げようとしている。
それゆえ「導入期である今がチャンスなんだ!」と言う説明でした。
確かにロジックとしては魅力的に感じましたし、すでにサインアップしてしまって
いたので、好意的な目で見ていましたけど、実際いきなり連れてこられた新規さんは
どうだったでしょうかね?(笑)
そして、いよいよメインイベントと呼んでもいい、
「成功者へのインタビュータイム」となるわけですが、これはまた別にご案内しますね!