MLMとはあくまで販売手法であって「ビジネスとして儲かる」これが評判を落とす原因
◆MLM(マルチレベルマーケティング)はあくまで手法◆
また一方では、日本社会に受け入れられなかった
MLMの問題点があるのも事実です。
そのほとんどは、これまでのMLM業界の常識にありました。
それは、MLMの会社は「ビジネスチャンスを売る会社」だったからです。
MLMとはマルチレベルマーケティングであり、
販売手法の一つで、セールスではありません。
ですから本来、登録者同士での物のやりとりやお金のやり取りもなく、
「情報」や「買い方」を宣伝するだけのマーケティング手法です。
しかし、これまでのMLMの会社の多くは、
MLMの基本的意義のある
「良い商品を多くの消費者に届けるための手段を口コミでする」
ことではなく、ノルマや買い込み、目標金額達成のために
押し売りまでされ、その勧誘方法も
「ビジネスとして儲かるから」
と、ディストリビューターを増やす目的が多く見られました。
会社が設立て間もない
「ビジネスチャンスの高い時期」だけでなく、
企業が成長期・安定期になっても
「代理店としてビジネスをすれば儲かる」と、
いわば「ウソ=まやかし=騙して」の募集してきている事で、
イメージを損ね、実際に参加した人も
結局は儲からなかった、
強引な勧誘で友達を無くしたなどの
失敗や挫折を感じされられた
脱落者の上に、ごく僅かな成功者が君臨していました。
つまり本来、MLMの会社が存在してはならず、
素晴らしい商品を開発したメーカーが
新しい市場を開拓する「手段」として
MLMの「販売手法」を用いて世間に広め、
多くの消費者に商品を届ける事だけに
従事しなければならないのです。
例えば一時期は約2000億円まで売上を
急成長させたものの、現在は約1000億円の売上と
安定してしまっている会社にMLMとしてビジネスの
成功する可能性はあるでしょうか?
正直、皆無と言ってよいでしょう。
勢いで売上が伸びていた時は、
新しい代理店=ディストリビューターとして活動すれば
かなりの可能性はあったと思います。
売上のピークからある程度の所までダウンして、
その辺で安定した数字となる。。。。
これはネットワークビジネスの会社のよく見られる
成長曲線ですが、この安定期に入った会社では、
愛用者として商品を買うために会員登録することには
何等問題はありませんが、ビジネスで大きく成功しようと
言う目的のためには、正直選択肢としては考えない方が
ベターだと思います。